2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
休まないと 凹まないと 転げないと 挽回する力も 起き上がる力も 鍛えられないからね 今 しないとね 【20210108】
よく積もったな 白い雪 屋根も 庭木にも 門までの飛び石の上にも 遠くに見るには 綺麗な積雪だが 足を取られ くっつき 冷たさが 染みてくる 歩きにくさを感じながら いつもより足を上げて歩いてみた ブツクサ言うな 状況が悪ければ 行動を変えればいい ブツ…
無関心で無反応でそう在ることに徹する意味がある テレビを遠ざけ目の前のことに夢中になるできないことからは目を逸らす 勝手に無作為に見聞きしないことが今できることなのかもしれない 浮遊させるな増長させられるな怒りや不安を誰かに操られないために …
雪のように儚く 溶けて無くなる命も 泥の中 身動きできず 立ちすくむ命も 美しく懸命に咲く 自分を責めないで 誰も恨まないで 真っ白い光と共に 生まれてきたのだから 【20230125】
ハンバーグをこねるいつもより丁寧に まとわりつく脂が嫌な感じで手にこびりつく がハンバーグの実像が気持ち悪さをないものにしてくれる 焼き上がった香ばしい香り家族の食卓の真ん中に置かれ空きっ腹を満たす絵が想像できる 同じ空の向こうで起こっている…
年が明け わずかに春の気配漂い あの生温かな空気を 安易に予想できる時節に 季節は大寒 天の移ろいはまだ暦に沿っていて 外は寒中 息は白く凍えて 春待ち遠しと空を見上げても 今日は降り頻る雪に視界を奪われ 一気に遠くなってしまった春を 背中を丸くして…
木の枝がとん と揺れて小鳥が弾んだ もうすぐ春だと木の枝は感づく 私の肩にとん と触れて見えない誰かが合図する そうか今か と私は信じて 小鳥の真似をしてみる とん と小さく 跳ねてみる どん と地面からの衝撃で 体の小さなとこまで弾けた力が行き渡り …
時と宇宙の流れに抱かれて 変化しながら巡りゆく 他の輝きを受けながら 振り向く誰かの瞳に潔さを映す 暗い夜には月明かり 朝の青には暁の月 この月のように在りたいと この歳も憧れと共にめくる暦 充もの 欠けて行くものを重ねて 永遠の輝きの雫を心の手の…
調子を合わせて 大声で 「せり なすな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ わぎな 春の八草」 背中で小さくなったランドセルが カタカタ笑い 長く伸びた自分の影を 追いかけて 無邪気に走る 少年たち 青い春の兆し 成長への駆け足 我が子もその中…
意味のわからない言葉ただ ありがとうと聞こえる 知ってる言葉を当てはめるとただ ありがとうと流れる 何度読んでもわからないただ ありがとうが重なる ーとうとうたらり たらりらたらりあがり ららりとう(「翁」より)ー 春々ひらり はなびらめぐりめぐり…