言の葉の舟 四海を行く

家族と自然と人の心を愛する心筆家のブログ

七十二候

「穂並に秋の風」

穂並に涼しい風が渡り 実りの秋に季節は移り 七十二候 禾乃登(こくものすなわちみのる) 人の心の機微を感じたくて 息づく自然を近くに感じたくて 言葉を一つ一つ紡ぐ 黄金の一粒一粒が豊かに頭を垂れ 収穫されるよう 言の葉がつながり 流れる一編をしたた…

「真夏の影を越えて」

暑い暑いと言うけれど 暑い暑いは同じだけれど 季節は足踏みせず ゆるりゆるりと回転し 地球と同じく 次の場面へと 私たちを運んでいく 変わらず 暑い暑いと言うけれど 暑い暑いの感じ方がやや違う 季節の言の葉知りうれば 体感が機微に触れる 「涼風至(す…

「際立ちて」

光の粒に洗われて より色鮮やかな百日紅 土の熱さに照らされて 一筋揺れる蜘蛛の糸 青天を味方に 際立ちて夏 七十二候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)を 迎える 【20220728】