ただ
意味づけが欲しかった
うまくいったことにも
うまくいかないことも
どうして今私がここにいるのか
こうやって働いているのか
その頃
言葉は私を縛るものだった
ある人が
詩を書いてみないかと誘ってくれた
詩を書く時
言葉は私の感じたものを表し
私を解放してくれるものになった
文や楽曲などには章(しょう)がある
人の営みの音をきき
自然の芳しさに触れ
その感覚に言葉を近づける
今はそんな章を生きている
これが最終章になるのか
またまた展開するのかわからないが
私は今
穏やかで美しい
音香の章(おとかのふみ)を流れている