2022-06-26 「朝取れ野菜」 詩 青い時にはちくちくと 朝取りの夏野菜 きゅうりも茄子も 枯れて萎れた 花の名残を 微妙にひっつけて 柔らかい産毛と一緒に ちくちくのとげが 新鮮さを見せつける 太陽からもらった力を たっぷり抱えて みずみずしく 我が家育ちの子どもらも 少しちくちくぐらいで 社会の食に働きなさい 枯れそうな 親の懐飛び出して たっぷりの栄養と みずみずしさを 売りにして トゲトゲにならぬよう 人を良くする働きを しなさいよ 【20210704】