2022-09-07 「満ちる時間」 詩 二十四節気 秋 茹だるような暑さを 思い出すこともできないくらいに この金色の風に 撫でられて 朝に白露が輝く 夕に空を見上げると ちょうど中秋に 満ちる月 あと僅かな膨らみを 少しずつ空に集めて 満月になる 白露が その足りない場所に 舞い上がり あと二日重なり 空の鏡に なるのだろうか 二十四節気 白露の侯 初秋が満ち いよいよ 金色の風が濃くなり 景色を錦に塗り替える 【20220907】