詩集「言の葉の舟」

家族と自然と人の心を愛する心筆家のブログ詩集

「月の顔」

 

赤銅色の満月を

見上げた昨日が

遥か時間の彼方に感じ

 

今朝見た

ほてっとした黄みの満月が

同じものとは思えない

 

見えるものは

私の心が見ているもの

見えているのは

私の見方で映るもの

 

追いかければ

それは熱を帯びた月になり

迎え入れれば

それは静かな朝の月

 

今日出会う人々も

私の心の鏡

月の顔

 

 

【20221109】 20221108皆既月食.天王星