詩集「言の葉の舟」

家族と自然と人の心を愛する心筆家のブログ詩集

「星か涙か」

 

昨夜見た

空の悲しみは

私の悲しみなのか

 

ならば

私の中にも

あの星たちのように

煌めくカケラが

あるのだろうか

 

夜が泣き 星が溢れ

私が泣き 涙が流れる

 

悲しみの空には

夜のしじまで冷たく凍り

頬の雫と

空の雫と

 

見分けがつかず

瞬く

 

 

 

【20221118】