2023-01-07 「春の七草 プラス1」 ブログ詩集 『大人になるまでに』 詩 七十二候 調子を合わせて 大声で 「せり なすな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ わぎな 春の八草」 背中で小さくなったランドセルが カタカタ笑い 長く伸びた自分の影を 追いかけて 無邪気に走る 少年たち 青い春の兆し 成長への駆け足 我が子もその中の一人で 遠い いたずらな言葉など もう忘れているだろうが その青い好奇心の声がまだ耳に残り 思い出してはくすりと笑ってしまう 春の八草 少年の日の 青い思い出 萌え出る 青春の若菜 【20210513】