2023-03-06 「風景になって」 春 ブログ詩集 『十五歳』 卒業 一人になりたい時もある 一人ぼっちになっちゃう事もある きれいな空が やけに心に刺さり 感傷に耽る時がある そんな思春期の心を 一人にさせたくない時がある 電柱にでも 塀にでも 梅の木にでも なって 揺らぐ心の隅っこに ちらちら映る 風景でいたい あなたは一人じゃないと 言葉にできず ふわりと包む 空気にならなれるかな 思春期の眼差し向く方に 私の体も向けてみる 【20220309】