2023-09-02 「長月の端」 詩 ブログ詩集 『縁が和家の庭で』 雨の朝 桔梗の瞼 閉じたまま 九月の声に まだ夢枕 八月のたすきが 朝夕の風と 虫の音の涼やかさにたなびき 手渡され 長月の端は ゆっくり 瞼を開く 【20230901】